着物姿を綺麗に撮る方法

こんにちは、レンタル&スタジオ華蓮です!
2023年の成人を迎えるお客様が続々と前撮りにお越しいただいてます。
当店のスタジオ撮影の後に、祖父母様に見せに行きたい&お好きなスポットにおでかけしてご自身で撮りに行きたい!

といった方も増えてきています。
自分のスマホで満足いくまで写真が撮りたいお嬢さんたくさんいるかと思います。

今回は、一番ご自身で撮る機会があると思います。成人振袖向けの
着物を撮影する時の簡単なポイントを紹介していきます!

着物ってどう撮ったら綺麗なの?

お顔はもちろんの事、洋服とは違った全身に豪華なデザインが入った振袖、襟元、帯周り、髪飾り…
余す事なくフレームに収めたいですよね。


普段お顔を撮る時、顔斜め上45度からが盛れるという方が多いんじゃないでしょうか?
アップで撮る時は、鼻すじ、顎がスッと見えて目も大きく見えるのでスタジオ撮影でも重宝してます。
足を長く見せるのには少し下から撮ることも今では当たり前ですよね。

でも着物で撮るとなんか可愛くない…

【着物の全身写真は基本カメラは、おへその高さで撮る】

着付けをしてもらったことのある方はご存知かと思いますが、
最初にたくさんのタオルや綿で巻かれますよね。
実は、着物が最も綺麗に美しく着せれる体型は「寸胴」、ドラえもんの体型です。
ボンキュボンのまま着付けをすると帯がずれてきたり、布シワが出てしまうんです。
たくさんの紐を使って着付けるので体に直接当たって痛くならない為の緩和材でもあります。

体型が良くも悪くもズドンと真っ直ぐになるので、上から&下から撮ると顔だけ大きく見えたり、巨人に見えちゃうわけです。
では、身長が高い&低いどんな方でも安定して全身を綺麗に撮れる位置は

レンズを被写体のおへそぐらいの高さから撮る

だいたい帯の下側の線あたりです。
携帯、カメラのレンズは床と垂直になるようにするとさらにGood!
体の中心めがけて撮るので頭から足元まで均等にピントが合い、かつ着物の柄も歪みなく全部写ります。

成人式当日では、ほとんどのお友達がお着物だと思います。
慣れてないと屈んで撮るだけでもなかなか大変なので親御さん、彼氏さんに撮って〜とお願いする方が楽かも。

【自分から見て左側を見せるように立つ】

カメラの位置はOK、じゃあ適当に立っててもいい?
もうちょっとワンランク上を目指しましょう!

着物は、どんなデザインでも柄をつける位置がある程度決まっています。

自分から見て左側、着た時に布が被さってる側、【上前(うわまえ)】
右袖の外側
左袖の内側
この3箇所に着物の柄はだいたい入っています。
※柄のある着物、ない着物の種類はまた別のお話で!

振袖は未婚女性の第一礼装(1番格が高い)なので
他の箇所にも柄が入った豪華な着物が今では主流です。
現代は印刷技術の進化も相まって簡単に柄付けが可能になりましたが、
昔は職人さんが1から手書き、刺繍を施していました。

伝統衣装は着る文化とも言います、もとより日本文化の手間と暇、お金がとてもかかったものなんです。
前回のお話でもあったように、昔は大人になるだけでも大変でした。
ご成人を迎えたお嬢さんを1番華やかにお祝いする晴れ着。

「成人式の写真て、何で不自然に袖を持っり昔のお見合い写真みたいなポーズで撮らなきゃいけないの??」
なぜそこまで柄を全部見せるように撮るのか何となくお分かりいただけたら幸いです。

ちょっと固いのはここまでで、
単純に右側から撮ると柄が少なく見えたり、襟元の合わさった部分がガチャガチャして見えてしまうからです!

また、ヘアメイクさんが髪飾りを左側につける理由は、これも着物の柄付けの関係です。
撮影する時に、着物に対してお顔周りが寂しくならないよう、顔負けしないようにする為です。
やってみたい特殊髪型を重視してみたり、着物の柄や自身の雰囲気を基準にして
どんな髪飾りやヘアスタイルするかを考えるのもいいかもしれません。

 

同じ着物でも向きで雰囲気が変わります

というわけで
ここぞ!という写真を撮る時は是非、少し左側を見せるように撮ってみてください!

(ちなみに加工アプリやインカメで撮った時、画像が反転した状態になりますよね。
襟元の「y」の逆向きは亡人の着物の着せ方に見えてしまうんです…ちょっと気になる…)

【他にオススメの撮り方は?】
カメラ位置、向き、これだけで十分です。
あとは簡単にできそうなポージングをご紹介していきたいと思います。

●指先は揃えて、優しく手を組む
着物カタログ等のモデルさんは力を抜いてそうに見えて、とても鍛錬していらっしゃいます。
無難に撮るには手を前で優しく組むだけで美しく見えるので、まずは基本から!
この時、組んだ手の位置は帯の下側にすると帯も帯締めもしっかり見えます。
爪を少し見せるよう前に向けると◎

●足は揃えて+ちょっと内股
バレエやドレス姿の時はハの字、レの字に足先を揃えるのが綺麗ですね。
着物の時は真っ直ぐ足先を揃えるとシュッとして見えます。
+左足をちょっとだけ後ろに引く、左足の親指先が右足の親指の付け根に向けるように
内側にすると更に美しくなります。

●お顔はちょっとだけ傾げてみる
当店の撮影を経験された方は、1番言われたワードかと思います。
「首を少し傾げて〜」「なあに?って感じで傾げてみて!」
これは、お友達でワイワイ撮る時は気にしなくていいですよ!笑顔が1番大事!
あくまでしっかり写真に収めたい時に発動してみてください。
首を真っ直ぐにしたままでも聡明な雰囲気で写りますが
うん?とカメラ側に少し頭を傾げて見てください、女性らしい柔らかな写真に変わります。

全体的にお顔や手先は柔らかに、曲線を意識すると良いです。
芸妓さん等の着物を着て美を演出する方々の所作は大変参考になります。

●自分の左斜め後ろから撮ってみる
スタジオ撮影の人気の撮り方教えちゃいます。
着物と帯もヘアセットも写したい!でもSNSにあげるから顔はあんまり見せたくない笑
全部叶えるのがこの撮り方。
コツは体の向きは斜め後ろのまま、首だけぐぃぃい〜っとカメラ側に回します。
首の角度、お顔の向き加減のベストポジションは人それぞれなので自分1人で探るのはちょっと難しいかも。
撮影者さんと協力してみてください!

●伏目がちは最強!
お友達同士や、親御さんに撮ってもらうのは少し気恥ずかしいかもしれませんが
目線とお顔を少し下げて、お口をやんわり閉じると
アイシャドウ、まつげもしっかり写り、角度によっては小顔効果も得られます。
万人にオススメの撮り方ですが、伏目ばっかりの写真なってしまわないよう注意!

●ショールを活用
成人式の着物でよく想像するものは?そう白いモフモフのショールです。
式がある1月の寒さ対策の小物の1つなので、実は絶対に必要という物ではないんです。
ただ、振袖レンタルセットに含まれてることが多いので、せっかくなので使いましょう!
レフ板効果という言葉を聞いたことがありますか?
撮影において白は光を反射する色です、首元にかけることにより反射効果で明るくなるので
お顔を盛って撮りたい方は使ってみてください。
これもお友達全員が着けたままお写真を撮ると真っ白集団でどんな着物を着てたか
分からなくなってしまいますので、着けすぎにはご注意を…

襟元の刺繍衿が見えるように!

【いろいろ細かいことを言ったけど、要はたくさん撮ってたくさん残してね】
ここまでお読みくださってありがとうございます。
アレコレ書きましたが「こうしないとダメ!」という撮影ルールは特にありません!

携帯のカメラ技術の進化で「写真を撮る」ということが息をするように簡単になりました。
アプリで可愛く手軽に加工できる時代に、成人振袖のきちっとした真面目な撮影は気恥ずかしい。
でも社会人になって過去を振り返った時。
アプリで加工した別人やん写真、連写して選別が面倒なままでほったらかした写真。
意外と全身しっかり撮れた自分の写真てないもんです。
滅多に着ることがない着物姿で人生1度の成人を迎えた瞬間の写真。
しっかり撮っておこう!そんな時になんとなく思い出して実践いただけると嬉しいです。